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『妊娠中・産後の腰痛を緩和するセルフケア』報告

NPOペイン・ヘルスケア・ネットワーク

主催講習会のイメージ動画です

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レアな助産師×理学療法士イベント

以前にもブログで告知いたしました。『妊娠中・産後の腰痛を緩和するセルフケア』をNPO法人妊婦のくらし主催で開催いたしました。弊社は共催で、スタッフと講師として参加しました。

助産師とPTがセミナーで関わることはあまりないので、想像以上に多くの方に来ていただきました。会場付近からは東京タワーがドデカくみえました!

https://www.pt-ot-st.net/index.php/seminar/detail/61637/

ウェルカムボード!!!

女性らしい細やかな気配り!見習わなきゃ


妊婦の腰痛98%、産後2年たっても2割は痛いまま

本業の病院リハビリでは今日も産後の痛みの患者さんを担当しました。驚愕するしかないのですが腰痛というよりほぼ全身が痛いというような方でした(原因は見つかります)。

妊婦の腰痛はある報告によれば妊婦さんの98%が訴える症状なので、もはや職業病に近いともいえるのではないでしょうか。急に起こってすぐ消える腰痛もあればそのまま慢性的に引き続いてしまうこともあります。


妊婦が横たわって見えるといわれている徳之島の寝姿山

腰痛治りますように!

妊婦の腰痛は急性痛か慢性痛か?

個人意見ですが、医療者は妊婦さんの腰痛は慢性疼痛の様に考えるべきだと思っています。

それは、原因は腰の負担増だとしてもその要因は多面的になるからです。長引くというよりも数週間の間をいかにうまく過ごさせるか。徒手的な治療法、治療体操、妊婦さんの気づきと対処、環境設定、家族の支え。様々な方法で痛みを改善させることができます。

査定とリスクマネジメント

NPO法人妊婦のくらしの理事長、長坂さんは理学療法士の技術を助産師が持てば、かなり妊婦の腰痛に対応できるだろうと考えている方です。研究論文では妊婦さんの腰痛ほとんどが治ってしまったとのことで多面的対応の中の、姿勢の評価と妊婦の気づきとセルフケアに導く指導の重要さを感じ取ったそうです。

私は理学療法士という職業が要らなくなるくらいに、この専門性が医療者や一般の方に届けばもっと社会が変わると思っています。なので、『(専門性)ぜひ持って行って!』という感覚で助産師さんにも伝わるような内容でお伝えしました。バリバリやってるPTさんには物足りなかったかもしれません。

またリスクマネジメントに関しては、質問も出ました。

臨床で助産師さんと情報共有をしていたのでこの日も長坂さんに説明していただきました。産婦人科学会のHPに一般の方へというページがあり、疾患の管理について一般の方でもわかりやすい説明があります。例えば前置胎盤はこんな感じです。こちらをご参照ください。

SLRと骨盤転頭

そうなってくると、エビデンスに基づき、骨盤転頭を中心に考えていきましょう!というのがチーム医療での妊婦の腰痛セルフケアにおけるポイントと考えています。またSLRテスト陽性は今後の改善の一つの目安になると思います。ただSLRを測定にするのには臥位になることが必要なので、短時間の臨床場面では不向きなことと、妊娠後期には苦しいので、座位の評価を基本にしていました。

PSIS、腸骨稜など参加した助産師さんはいきなり大変でしたら相当時間をかけて取り組んでいただけてました。

お昼に用意していただいたサンドイッチが

とんでもないうまさで腰抜かしました。

すげー大問題!ソフト・ハード面と制度!

最後にグループに分かれて、ディスカッションしました。

妊婦の腰痛ケアを導入するための問題と工夫、助産師とPTの連携について、そして途中にデモを行ったモフ測のディスカッションです。

私の班は導入に関わる問題と工夫についてでした。

 

この問題を一番身近に感じている助産師さんから、わんさか課題が出てきました。

 

リハビリ科がそもそもない!

医師が興味がない!

(院外の)どこに相談していいかわからない!

何でコストを算定していいかわからない!

 

ソフト、ハード、制度、全部に課題あり!うーむ今まで普通にやってきたけど、やりたくてもやれない病院も多くてもどかしく感じているんだなぁとやり切れない気持ちになりました。悩んでばかりでもいられないので、NPOのような間をとれる機関が情報提供をしていく意義はあるなと思いました。ペンは剣よりも強い!情報を持つことは強みです。我々ができることを今後も模索していきたいと思います。

またNPO法人妊婦のくらしさんにもとても良い機会を与えて頂いたことを感謝したいと思います。

優先席、妊婦マーク、ヘルプマーク

逆に罵られて恐怖を感じることもあるからつけない人も多いとのですが

公共の場ではいたわりあえる社会を創りたいですよね。

いいねとシェアは最も簡単なボランティア。痛みの悪循環をばっさり断ち切る日本初の団体、PHN にご支援よろしくお願いいたします。

 

今後の活動

 

3月10日 第1回やまとリハビリテーションフォーラムに出店します

https://www.facebook.com/events/760689560956765/

3月16日 長引く痛みの基礎知識と運動療法その2

https://www.pt-ot-st.net/index.php/seminar/detail/64185/

 

疼痛ゼロの日シンポジウム2018にてクラウドファンディングに挑戦し達成しました!

https://camp-fire.jp/projects/view/94813 ※現在は募集停止しております

 

ペインヘルスケアネットワーク 公式ホームページ https://www.painhcnet.org 

 

ペインヘルスケアネットワーク 公式Facebookページ https://www.facebook.com/painhcnet/

 

ペインヘルスケアネットワーク 公式YouTubeチャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCTh5YXydhHx_CAUpGwe9mFg

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コメント: 1
  • #1

    長坂桂子 (木曜日, 31 1月 2019 20:06)

    素敵な報告書を読ませていただきました。皆さん、本業がありながら、このように素晴らしい報告書をさっと上げておられて、敬服です。シェアさせていただきます。