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痛みリハビリ共感カフェ2019開店しました!


PHN秋のイベント第1弾!

先週土曜日10月19日に開催した、実験的イベント『痛みリハビリ共感カフェ2019』、理学療法士、臨床心理士、元医療職のバリスタさん(?)をお招きし、開店することができました!

アイキャッチでは女性を前面に出しましたが、女性参加者はなんとなんと3名でした!

共感の原点はあの心理療法

本イベントのちらしにも書きましたが、

リハビリに必要な全人間的理解、そのための基礎となるのが「共感」。慢性的な疾患に対してどう寄り添っていくのか、目の前の患者さんに共感することが大事です。

 

理学療法士養成校でのカリキュラム「心理学」でも登場するロジャーズ先生が提唱した「クライエント中心療法」においても無条件の肯定、自己一致、共感的理解が重要とされています。

よく『患者の立場に立つことはできない』とは言います。とはいえ専門職が諦めたらそこで終了です。「共感しようとする姿勢」を抜きにするわけにはいきません。共感はリハビリの臨床を支える土台です。そんな思いをイベントタイトルに込めました。

臨床で痛みを診ている心強いゲスト

進行役には、PHNスタッフの江原と永田さん。

今回はその他にゲストをお招きして、多くの意見を入れ内容が深まるようにしました。

 

お呼びしたのは・・・

慢性疼痛を実際に診ている理学療法士武田くん・樋口くん(Nリハビリテーション・ラボ)。

セラピスト向け講習会や一般向けのイベントをバンバン開催しています。実際に患者さんのリハビリをお願いしたり、すでに数々のコラボをお願いしあっている頼れる理学療法士仲間です。

 

そして臨床心理の研究と慢性疼痛の臨床を行っている臨床心理士・堀内さん。研究協力やその他痛み関連での交流があり、今回も心理士としてのご意見いただきたくお呼びしました。

理学療法士と臨床心理士は近くて遠い職種。理学療法士は心理は大事だと思っていても、心理士に何をお願いしていいかわからないという話も聞きます。今後も痛みに対しての双方に役立つ情報・意見交換をしていきたいと思っています。

 

3人の臨床経験、臨床での悩み、非常に心強かったです。講師が一方的に話すのに加えて、私たちからのムチャ振りにも応えていただきました。

プログラム

 まずは慢性痛の基礎知識から。

知っておきたい痛みの関連知識の再確認を、いつも通りの司会が210cmの距離を取って進行する「チャゲ&〇鳥・スタイル」で進めました。慢性疼痛の定義自体が、疾患、罹患期間などの分類や視点でも変わってきてしまうので、これだけで解釈が相当難しい。

専門的に勉強、研究してなくても、痛い患者さんは臨床に出ていれば出会ってしまうので、「論文読めばいい、一次情報たどればいい」というのはやや厳しい意見と感じています。とにかく基礎疾患が別だったり、いろんな障害を持っていた理、苦悩も人それぞれ。症例やリハ場面を提示して、わかりやすくすることも重要と感じています。

 

模擬症例を用いて慢性疼痛症例検討。特に行動面の解釈を単に心理社会的要因とせずに、『なぜそうなってしまうのか』を考える機会を増やすポイントや思考過程の整理を行いました。尾木ママの教育論から得た、会話の仕方はポイントだったかなと思います。

疑問の共通点

基礎知識と評価をお伝えした後で、「こういう対応を迫られることが多くないですか?」とか「こんな場合にどのようにこえかけてますか?」参加者に投げかける形で、いろいろ意見を求めました。
初めて痛みの勉強会に出るレベルから、歴戦の手練れまで参加者の幅も広かったです。なかなか意見を出しにくいのも事実です。でも、悩みを聞くと「〇〇というような患者さんに困っています」というような、疾患というより行動面に困っていることが共通点としてわかりました。

そうなんです。お気づきの方もいますが、痛み行動です。通常は、疼痛顕示行動が痛み行動ととらえることが多いですが、心理社会的要因や痛み以外の苦悩と混在することで、治りにくくなるような不適切な行動をとってしまう。

わかりやすいところでは、運動をしない、できないといい続ける患者さんです。

破局的思考という信念が強いとそのようになりやすいのですが、実際にどうしたらいいのかというところですね。報告では日々の痛みや体調に合わせて調整していくという知見がありますが、より一工夫した声かけについて共有しました。

もしも痛みのPTが腰痛になったら…

そして本日の目玉の一つ、「もしも理学療法士が急性腰痛になってしまったら?」

 

慢性疼痛の知識を持った理学療法士がぎっくり腰になったら、どうなってしまうのか。永田さんの初のぎっくり腰経験をふんだんに活用させていただき、理論とはうらはらに揺れ動く感情、それでもやらねばならない身体活動、感覚と情動をうまくとらえた素晴らしいプレゼンでした。

永田さんありがとうございました。

まあ暖かいもんでも飲んでゆっくりしていきんさいよ

そして、理学療法士が立ち上げた会社が運営するカフェ、FLATSTANDさんのコーヒーは本当においしかったです!アンケートにもコーヒー飲みながら話せるスタンスが本当によかったという意見もありました。
最初は講義っぽさが強くてみなさん聞き入ってしまうため、講義中でも「立ってコーヒー注文しに行っていいですからね!」と何度も促しました。最終的にコーヒーはほぼ売り切れ状態。気軽なスタイルもすぐに慣れたようです。

 

ホットもアイスも、そして画像のようなラテアートも!やるじゃないですか!FLATSTANDさん!

ちなみに当日のバリスタさんは、元福祉用具の企業に勤められていたそうです。ぜひまたよろしくお願いしますね!

私的雑感

永田さんとの勉強会スタイルを踏襲しつつ、理学療法士は痛みの何に困っているのか、

相談し合いませんか?という意図で始めた企画でしたが、参加者からも好評の意見を頂き安心しています。

今後も、共感、傾聴、対話とステップアップしながら、悩みを共有していくカフェを開店予定ですので、お楽しみにしてください。

また心理士さんとの共同できるようなイベントも面白いんじゃないかと思いました。


今後のお知らせ

どげんかせんといかんクラウドファンディング挑戦中!
あと83000円!ぜひよろしくお願いいたします!
https://camp-fire.jp/projects/view/191987

 

11月17日「ペインリハビリテーション・ワークショップ」 

    長引く肩の痛み編~機能的関節窩を理解しよう~

https://www.pt-ot-st.net/index.php/seminar/detail/68305/

 

11月23日 「どげんかせんといかん日本の慢性痛治療」

その痛みをあきらめないために相互に連携を(協力) 

~疼痛ゼロの日2019in 福岡~ 

https://www.pt-ot-st.net/index.php/seminar/detail/69035/

 

11月23日 「私たちは痛みの最前線にいる」

~疼痛ゼロの日2019in福岡サテライトイベント~(主催)

https://www.pt-ot-st.net/index.php/seminar/detail/69034/

 

12月7日 長引く痛みの基礎知識と運動療法その4

https://www.pt-ot-st.net/index.php/seminar/detail/69785/


いいねとシェアは最も簡単なボランティア。痛みの悪循環をばっさり断ち切る日本初の団体、PHN にご支援よろしくお願いいたします。 

 

これまでの活動 

疼痛ゼロの日シンポジウム2018にてクラウドファンディングに挑戦し達成しました!

https://camp-fire.jp/projects/view/94813 ※現在は募集停止しております 

 

<公式サイト等>

ペインヘルスケアネットワーク 公式ホームページ https://www.painhcnet.org  

 

ペインヘルスケアネットワーク 公式Facebookページ https://www.facebook.com/painhcnet/ 

 

ペインヘルスケアネットワーク 公式YouTubeチャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCTh5YXydhHx_CAUpGwe9mFg